新たな起業と雇用を生み出す福岡市の国家戦略特区の取組が興味深い!

史上最年少36歳で福岡市長に就任された、高島宗一郎市長が福岡市の経営に関する著書を出版されています。(福岡市を経営する)
 

    

 

 ◆福岡市は今、こんなにすごい! ◆
 ・人口増加率は東京を抜いて1位
 ・地価上昇率は東京都や大阪府の約2倍
 ・政令指定都市で唯一、5年連続で税収が過去最高
 ・スタートアップ開業率は4年連続7%台(政令指定都市唯一)
 ・国際会議などの開催件数、8年連続政令指定都市中1位

 

以前、福岡市の国家戦略特区でのスタートアップ支援の取組に見た際に、非常に興味深い取り組みだと思ったこともあり、今回の著書についても非常に興味深いです。参考にその国家戦略特区としての取組について紹介します。

出所資料はこちら。
国家戦略特区ワーキンググループ 平成25年度 提案に関するヒアリング
平成25年9月6日 福岡市 「新たな起業と雇用を生み出すグローバル・スタートアップ国家戦略特区」 配布資料

 

新たな雇用を生み出すグローバル・スタートアップ国家戦略特区

以下が、福岡市の国家戦略特区の提案です。
新たな雇用を生み出すグローバル・スタートアップ国家戦略特区として提案されています。

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特に興味深いのは、雇用を生み出すスタートアップについて、その意義の資料。
(以下参照)
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当該資料では、若い企業が雇用を生み出していることについて、データをもって示しています。社齢10年までの企業が生み出す雇用は220万人。若い企業が雇用を創出している。だからこそ、スタートアップへの支援が必要である。ということです。

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そして、福岡市のビジネス環境は、オフィス賃料などのコストや福岡が福岡空港や他派校を有している世界とつながるビジネス環境であるということ。こうしたグローバル・スタートアップを呼び込むことを目指すに強みがあるということのようです。

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そのうえで、その強みを生かし、スタートアップ支援により開業率を高めようとされています。

2ページ目の資料では、プロジェクトイメージについて、国家戦略特区としての取組について、詳細な記載があります。

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こうした戦略が福岡市の人口増加や、

・スタートアップ開業率4年連続7%台(政令指定都市唯一)
・国際会議などの開催件数、8年連続政令指定都市中1位

といった成果に結びついているのかなっと思うところがあり、今回の高島市長の著書はそうした戦略やその経過、効果等についても触れられていそうで、興味深い著書です。年末年始に一読したいところです。